
FINのお話
サーフボードには必ずついているFIN。
3本だったり、4本だったり、色々ありますが
ボードのタイプやフィンのタイプを上手に組み合わせると、
サーフィン中のライディングが格段に良くなります!
逆にチョイスを間違えると、重く動きが鈍くなったり
動くけど動きすぎて安定しなかったり
皆さんも失敗した経験があるのではないでしょうか!

最近はFCS2という、ワンタッチでFINが取り付け、外せるものがあります。
このFCS2にも大きさや形、素材も色々出ています。

ベーシックなこの4つは、形と素材が違います。
右下、パフォーマーモデル グラスフレックス素材
左下、リアクターモデル ネオグラス素材
右上、アクセレーターモデル パフォーマンスコア素材
左上、カーバーモデル パフォーマンスコア+カーボン素材

パフォーマーとリアクターの違いですが、
このように重ねると、飛び出している部分があります。

逆から見ると、パフォーマーの方が出ている部分があります。
リアクターの方がベース部分が広く、立っている(前に出ている)ので、
しっかりと踏込めるが、フィンの後ろが短いのでトップで引っかかりにくい特徴があります。
小波やタルい波の時、テールロッカーが弱いボードなどによく合います。
パフォーマーはフィンが後ろに長く、前は出ていないので、
ターンの時に踏み込んだ感じもスムーズで乗りやすく、
後ろが長い(フィンが寝ている)ので心地よいドライブ感があります。

このようにサイドフィンと、センターフィンで違うモデルを
組み合わせて使ったりもします。
例えば・・・
テールがラウンドに絞ってある切り返しの良いボードに、
少し大きく立っているフィンをセンターに持ってくることで、
波にしっかり喰いつき、掘れた波や大きな波でも
しっかりとしたターンが出来るようなセッティングにしています。

このモデルはスリラーモデルがベースですが、テールデザインを
ダブルウイング〜ラウンドにシェイプデザインしています。

逆にテール幅が広いモデルには、サイドは大きく
センターは小さくして、回転性を上げたりもできます!

このハンターモデルは小さい波でものすごく活躍するデザインですが、
センターフィンが大きいと回転性が悪く、コントロールするのが大変になります。
スタビライザーという小さなフィンをつけることで、
全く問題なく切り替えせるようになります!

実は、FINというのは抵抗なのです!
水の抵抗がない方が、より早くよりスムーズなのですが、
ボードのデザイン上、フィンがないと真っ直ぐ走れなくなります。
フィン無しでサーフィンすると分かると思います(^^)
その抵抗でターンに深みを出したり、
抵抗の大きさ(フィンの大きさ)が、コントロール性能を上げたりしています。

