次のいい波に向けて、ボードも衣替え。
サーフボードのWAX。
皆さんは、最後に全部落としたのはいつでしょうか。
サーフィンを続けていると、WAXは少しずつ重なっていきます。
いつも乗っているボードだからこそ、気づけば古いWAXが厚く残っていることもあります。


でも、時には一度きれいにしてみるのもいいものです。
実は、WAXを落とすことで見えてくることもあるんです。
WAXの下から、いつものボードが現れる。
今回の写真は、EVOLVEのサーフボードから古いWAXを取り除いているところです。
重なったWAXを少しずつ剥がしていく。

残ったWAXは、ワックスリムーバーという液体を使ってきれいにしていきます。

すると、今まで隠れていたボードのカラーやデザインが、だんだん見えてきます。
そして仕上げが終わると、最初とはずいぶん違う表情のボードになりました。

新しいボードになったわけではありません。
でも、きれいになったボードを見ると、また違った気持ちで海へ向かえそうです。
WAXを落とすと、自分のサーフィンが見えてくる。
もう一つ、僕が面白いと思うことがあります。
それは、WAXを落とすと、普段は隠れていたフットマークが見えてくることです。
サーフボードのデッキに残っている、足の跡。
自分は普段、どのあたりに足を置いているのだろう。
どの場所にフットマークが残っているのだろう。
そんなことを観察してみると、自分のスタンスや普段のサーフィンを振り返るきっかけになります。
何気なく乗っているいつものボードにも、自分がサーフィンしてきた跡が残っている。
その跡を見ながら、自分のサーフィンを分析してみるのも面白いと思います。
もちろん、フットマークだけでサーフィンのすべてがわかるわけではありません。
でも、普段は意識していなかったことに気づくヒントになるかもしれません。
ボードをきれいにするだけのつもりが、自分のサーフィンを考える時間にもなる。
僕は、そんなところも面白いと思っています。
ボードと長く付き合うということ。
WAXを落とすことは、サーフボードの状態を確認する機会にもなります。
普段はWAXに隠れて見えにくかったデッキの状態も、きれいにすることで確認しやすくなります。
サーフボードは、つくって終わりではありません。
実際に海で使い、手入れをしながら、長く付き合っていくものです。
そのボードで乗ってきた波。
うまくいったライディング。
思いどおりにいかなかった一本。
そんな時間を一緒に過ごしてきたボードだからこそ、時にはゆっくり向き合ってみるのもいいですね。
次の一本を、もっと楽しむために。
サーフィンの楽しさは、波に乗っている瞬間だけではありません。
次はどんな波に乗ろうか。
どんなコンディションで海に入ろうか。
そんなことを考えながら、ボードを準備する時間もサーフィンの一部です。
次のいい波に向けて、ボードも少し衣替え。
そして、きれいになったボードを見ながら、自分のサーフィンもちょっと振り返ってみる。
そんな時間が、次の一本をもっと楽しくしてくれるかもしれません。
皆さんのサーフボードには、どんなフットマークが残っていますか?
Hiroyuki Maeda / EVOLVE FUTURE SHAPE



