かわいい、かっこいいも、性能のひとつ。
先日、鎌倉でサーフィンをする前に、お客様の家で着替えて、ボードを持って海まで歩いていきました。
お客様の家には、愛犬のミロもいました。


江ノ電の踏切を渡り、信号待ちをしていた時のことです。
僕のすぐ後ろに、同じようにサーフボードを持ったカップルのサーファーがいました。
その二人が僕のボードとフィンを見て、「すごく素敵なフィンですね。かわいいし、ボードもかわいい。」と声をかけてくれました。

海に入る前の、ほんの短いやりとりでした。
でも、その言葉が嬉しかった。
僕は普段、フィンを考える時に、もちろん性能を意識しています。
形。大きさ。硬さ。しなり。ボードとのバランス。
どうしたら、もっと気持ちよくターンできるか。どうしたら、波の中で自然にボードが動いてくれるか。
そんなことを考えながらフィンを作っています。
でも、あの日あらためて思いました。
見た時に「いいな」と思えることも、大事なんだな。
かわいい。かっこいい。
自分のボードを持って海へ向かう時に、少し気分が上がる。
フィンを眺めて、今日はこれで乗ろうと思う。
そういう気持ちも、サーフィンの楽しさの一部だと思います。
性能だけでなく、見た目も好きになれること。
その両方がうまく重なった時、その道具はもっと特別なものになる。

僕は、そんなフィンやサーフボードを作っていきたいと思っています。
Shape / Hiroyuki Maeda



